大人の矯正治療について
「矯正治療は子どものうちにするもの」と思ってはいませんか? しかし、最近では歯並びをよくしようと矯正治療を始める大人の方が徐々に増えてきています。矯正をするのに遅すぎるといったことはありません。「治したい!」と思ったときが矯正適齢期です。こちらのページでは、渋谷区恵比寿にある歯医者「かめだ矯正歯科クリニック」が大人の矯正治療についてご説明します。
矯正をためらっている方へ
整った歯並びは見た目だけでなく、全身の健康状態にもよい影響を与えます。矯正治療の期間は1年半~2年が標準的ですが、長い人生を外見も内面も自信を持って生きていくためには、とても価値のある治療だと言えます。当院で矯正治療を終えた患者様の多くが、示し合わせたように「治療を受けて本当によかったです!」と、キラキラした笑顔で言ってくだくこともあります。
「案ずるより産むが易し」
ほんの少し勇気を振り絞って、第一歩を踏み出してみませんか?
大人が矯正治療を検討するとき
大人の方が矯正治療を検討されるきっかけは、大きく分けると2つあります。それは、「見た目」と「健康」です。
矯正をした方が身近にいると、実感されているかもしませんが、歯並びが整うとあごや口元が引き締まり、顔が一回り小さくなった印象を受けます。そうすると鼻筋も通って見え、表情も非常によく見えます。人の価値は外見だけで決まるものではありませんが、外見に自信が持てるようになると、気持ちも前向きになれるものです。
噛み合わせがよくないと食べ物をしっかり噛むことができず、胃腸に負担を掛けることになります。あごやお顔周りの筋肉バランスが崩れ、肩こりや頭痛、顎関節症の原因になることもあります。また、ブラッシングもしにくいので、虫歯や歯周病になるリスクが高いことも無視できません。
大人になって治療を始めるからこそのメリット
矯正したほうがいいとは分かっても、遅すぎたと二の足を踏まれる方がいらっしゃいます。確かに治療効果が出やすいなどの理由から、矯正治療は子どものうちにするのがよいという考えは一理あると言えます。しかし、大人だからこそのメリットもあるのです。こちらでは大人が矯正治療を受ける4つのメリットをご紹介します。
あごの成長が終わっているので、治療途中や終了後の歯の移動が予測しやすく、子どもの矯正治療に比べて、より具体的に治療計画を立てることができます。
矯正治療は長期にわたるため、患者様自身のモチベーション維持が治療を成功させるポイントとなります。子どもの矯正治療では、どうしても気持ちに波が生じてしまうものですが、大人の矯正治療ではそういったことはあまり見られません。
治療中は装置があたってお口の中を傷つけたり、ブラッシングが行き届かない部分に虫歯ができたりするなど、トラブルが生じる可能性があります。大人の場合はブラッシングを徹底するなど、患者様自ら積極的にリスク回避の手段を講じることができます。
頭痛や肩こりの解消、効率よく栄養を吸収できることによる体調維持など、健康面へのよい影響も矯正治療のメリットです。子どもより自身で体調管理を行える大人の方がそうした実感をしやすいと言えます。
めだちにくい矯正装置を選択できます
従来の矯正装置は、ブラケットもワイヤーも金属製で、めだつものが普通でした。しかし、最近では「クリアブラケット」を使った、唇側矯正など、めだたない矯正方法が多くなりました。クリアブラケットは、セラミックスなどの透明感のある素材で歯の色になじみやすく、非常にめだちにくいブラケットです。これまで同様、多くの症例に対応可能です。
当院では、めだちにくい矯正治療として、クリアブラケットの他にも、歯の裏側にブラケットとワイヤーを取りつける裏側矯正や、取り外し可能な透明のマウスピースを使うインビザラインにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
治療の流れ
渋谷区恵比寿にある歯医者「かめだ矯正歯科クリニック」の、矯正治療の流れをご紹介します。
- 患者様のお悩みや治療に対するご質問を伺い、疑問にお答えします。患者様のお口の状況、治療の流れ、費用などについて、分かりやすくご説明します。
- お口の中をしっかり診査した後、今後の治療計画を立てるのに必要な資料をそろえるため、レントゲン撮影、歯型採りをします。
- 精密検査の結果に基づき、治療計画を立てます。患者様のご要望を確認しながら、最適な治療方法と、必要な期間や費用などを具体的にご説明します。
- 治療計画に基づき、装置を装着して歯を正常な位置へと移動します。矯正の種類にもよりますが、治療期間の目安は1~3年。治療中は、1~1月半に1度通院していただきます。
- 矯正装置による治療が終了した後、歯の位置を安定させるため、保定装置を装着して定期観察します。来院の間隔は徐々にあけていき、1~3年で終了するのが一般的です。
矯正治療中のケアのコツ
矯正治療中は、お口の中の装置に食べ物がはさまりやすく、ブラッシングが行き届かない箇所が生じるため、通常より虫歯のリスクが高まります。正しい歯ブラシ選びとブラッシングケアによって虫歯リスクを低くすることができます。
唇側矯正の場合
装置をつけている歯の表面は、矯正用の歯ブラシを使いましょう。普通の歯ブラシに比べ、ヘッドが細かったり毛束の形状に工夫があったりして、磨きにくい部分にブラシが届き、装置に負担を掛けずに磨けます。
裏側矯正の場合
通常の歯ブラシで広い範囲を一度に磨くことで、磨きたい部分に毛先があたらないことがあります。ひとつの歯ごとに磨ける、ワンタフトブラシを使いましょう。当院でも、矯正専用の歯ブラシをご用意していますので、お気軽にご相談ください。なお、マウスピース矯正の場合は、ブラッシング時に装置を取り外せますので、普段お使いの歯ブラシでOKです。
正しい歯ブラシが手に入ったら、正しいブラッシングで虫歯予防しましょう。矯正中のブラッシングのコツをご紹介します。
【歯と歯の間】 歯ブラシを縦に持ち、ブラシの先端を使って磨く。 |
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【歯と歯ぐきの間】 歯ブラシを斜め45度にあてて磨く。 |
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【ブラケットの周囲】 ブラケットと歯の間に斜め45度にあてて磨く。歯をブラケットから上と下に分けて磨くと、磨きやすい。 |